皆さまが毎日交わしている挨拶(あいさつ)。
小さい頃、親から「ほらっ、挨拶しなさい」などと言われたり、
学校でも挨拶は大切と言われたり、
新入社員のマナー研修では、挨拶の仕方をレクチャーされたり、
さまざまなシーンで、
挨拶について学んでいらっしゃったのではないかと思います。
現在、キャリアコンサルタントとして、
なぜ挨拶が大切なのかをお伝えしていますが、
あなたは、挨拶がどうして大切だと思いますか?
挨拶は、諸説ありますが、
あ:明るく
い:いつも
さ:先に
つ:努めて
と言われています。
ではなぜ《明るく・いつも・先に・努めて》挨拶をしなければならないのでしょうか?
交流分析という心理学では、
挨拶は、無条件に相手を受け入れるという肯定的な言語表現と捉えています。
そこに、笑顔が加われば、言語にとどまらず、
非言語としても無条件で肯定的な表現になります。
だからこそ、私はあなたを受け入れますよ、という意味を込めて、
《明るく・いつも・先に・努めて》挨拶をしたほうが良いのです。
“私は無条件に相手を肯定的に受け入れている”ということを
意識しながら挨拶をすると、相手は安心して心を開きやすくなります。
毎日生活をする家庭でも、毎日顔を合わせる職場でも、
この無条件肯定的言語表現である挨拶をすることで、
人との交流が、うまく行く準備ができたことにもなるでしょう。
挨拶こそが、人間関係を円滑にする第一歩なのです。
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